健診記録@愛育病院&こうざき産婦人科

2016年7月に3年の治療を経て、ファティリティクリニック東京を卒業しました。愛育病院(健診)、こうざき産婦人科(分娩)での記録を綴ります。

新生児 0ヶ月覚書①

記録を残そうと思いつつ、気づいたら生後3ヶ月を迎えていました。

 

退院後からはとにかく必死の1ヶ月で、1ヶ月・2ヶ月過ぎる毎に余裕が少しずつでてきてきました。

すでに新生児の頃の記憶や考えていた事がはるか遠く忘れかけています、、

もう少しリアルタイムで記録を残せればよかったのですが、思い出す範囲で綴って行こうと思います。

 

【授乳あれこれ】

出産した病院は特に母乳推奨というわけではなく、帝王切開だった事もあり混合育児がスタートでした。

産前は母乳に関して特にこだわりも無く、出ればいいやくらいの気持ちで、産院から支持されたおっぱいマッサージもあまりせず、、(これは桶谷の先生に産前は特になにもしなくて良いと言われていたのもあります)

トラブルがあれば桶谷の先生(実家近くの先生は優しいと評判)に行けば解決するだろうぐらいの、軽〜い気持ちでした。

 

が、産後何故か「母乳にしなければ!」スイッチが入ってしまい、もともと「よく出る」タイプでない私は「スタートが遅く・ミルクを始めてしまっていた」事もあり苦戦しました。

 

頭の中では「母乳を起動に乗せなければ!」と思う反面、おっぱい丸出しの頻回(1日15回以上)に耐える精神力・体力も薄く、、お腹の傷は痛いし、乳首は痛いし、退院後の3週間はノイローゼ気味だったと振り返っています。

 

そもそも、「産後は寝れないよ〜」という友人達の言葉も全く理解できていませんでした。。。

「赤ちゃんが寝ない」というのは

 

・赤ちゃんの胃がまだ小さい

・よって2−3時間(もしくは1−2時間の場合も)でお腹が空いて泣く

・そして1回の授乳にかかる時間も20−30分

 

となると、授乳が終わって機嫌よくいてくれる時間は長くて2時間ぐらい

 

病院であんなにすやすや寝ていた(はず)なのに、、だんだん声も大きくなってくるし、その間にオムツも替えて、自分の食事・入浴・仮眠などはあっという間に時間がなく

 

この生活がいつまで続くのだろうか・・

先が見えない・・

真っ暗すぎる

辛い・・

他の人は幸せと感じているのに逃げ出したくてたまらない・・

 

と1日中悶々とし、寝たほうがいいのに母乳育児について調べる日々・・

 

無駄でした。。もっと寝ればよいのに・・

と今なら思えます。

 

それにしても、母乳をあげる事がこんなに痛く・時間がかかるとは・・

何故誰も教えてくれなかったのか・・

 

 

反動で今は「おっぱいをあげるって激痛!!!」と言いふらしている毎日です。

2017/2/17 0W2D 帝王切開術後2日目

2日目になり、傷の痛みよりも副乳の腫れの痛み、乳房の張りの痛みが出てきました。

本日より授乳が始まりました。

 

パンパンに張ってしまった胸から、助産師の方が初乳を絞るべく、乳首をぎゅーーっとつねり、息が出来ないくらいの痛みの連続でした。

正直手術より辛かったです。。(手術のほうが時間も短い・・・)

時間をかけて(どれくらいか忘れてしまいました。。)絞り出した量も5ml程度。

目眩がしそうなくらい少量です。。

 

そして娘がなんとか吸い付いてくれるのですが、その痛みも想像以上でした。。

 

手術のせいで、カンガルーケアも産まれてすぐの授乳もできなかった為、遅いスタートになってしまいました。

 

授乳+ミルクは3時間おきにするようにとの指示で、この日から2時半以上の睡眠がなくなる生活が始まりました。。

 

食事は今日から普通食に。

ボリュームたっぷりの食事を8時・12時・18時に取れるようになりました。

ベッドからの寝起きは電動機能を駆使してやっと起き上がる感じです。

トイレまではベッドから3m程ですが、すごく遠く感じます。

また、トイレをする時にも腹圧で腹筋を使っているようで、なんとも言えない痛みがあります。

痛み止めは朝と寝る前に使用しており、切れてきたなーと感じると痛みが出てきます。

 

夜になると情緒不安定なのか、

自分の体に出来てしまった傷跡(まだ見ていません)

授乳のために、ひっぱられて変形していく乳首

この先こんな状態でやっていけるのか不安

など、気を許すと涙がどんどん出てくる始末でした。。

 

2017/2/16 0W1D 帝王切開術後1日目

07:40 先生の回診 背中の管を抜く

08:00 朝食

09:30 着替え・体を拭いてもらう・尿管を抜く・座薬

10:30 赤ちゃんと対面(部屋に連れてきてもらう)

12:00 昼食

13:40 初めてトイレへ(看護師さんとともに)

17:00 友人がお見舞いに

18:00 夕食

21:00 就寝

 

寝返りも打てず、夜中3時頃から目が覚めてしまい、じっと朝が来るのを堪えて待つという感じで朝に。

背中の麻酔管を抜いてもらうと、背中の痛みも少し楽になりました。

 

その後朝食。空腹感は点滴のおかげか無いものの、食欲はあったのですごーく楽しみにしていたら「おもゆ」でした。

人生初のおもゆ。お粥かと思っていたので、蓋を空けた時は衝撃的でした。

味は甘いお湯に片栗粉を入れてとろみを付けた感じ。

 

朝食後、看護師さんに全身を拭いてもらい着替えをしましたが、体を動かす事のなんと大変な事か!腹筋が使えない(力が入らない)というのはこんなに大変なのかと痛感。。

 

その後、コットに入れられた娘とようやく落ち着いて対面。

昨日は術中の少しの間で、ちらっと見た程度で私自身それどころでなかったので、初対面という感じでした。

 

まだ自分の体が思うように動かず、この時も「感動」というより、「なるほど・・」という感覚でした。

 

昼食はお粥のお汁部分のみにランクアップ。かすかに感じるお米の旨味がなんとも美味しく感じました。

夜も同じく。

 

そして夜からは胸が張ってきて、脇の下にぽっこり副乳も出現し、夜通し副乳部分をアイスノンで冷やしながら就寝しました。

 

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2017/2/15 41W0D 帝王切開③

痛み止めが追加されてからは、腹部の痛みは随分楽になりました。

が、看護師さんのチェックはまだまだ激痛でした。

 

夕方ぐらいから夜中までぐっすり寝たようで、夜中に目がようやく覚めました。

 

目が覚めてからは、すっかり眠気もなくなり、今度はずっと同じ姿勢でいるため背中や体のあちこちが痛く、とは言え身動きが一切取れないので、夜が明けるのをじっと待っているのが凄く長く感じました。

 

その間も看護師さんは定期的にチェックに来てくださっていました。

長い1日がようやく終わりました。

 

2017/2/15 41W0D 帝王切開②

当日の朝は浣腸から始まりました。

その後先生の回診があるとは知らず、シートパックをしながら休んでいると先生が入って来られて多少気まずい思いをしました。。

 

人生初めての手術は、心の準備も覚悟もあまりないまま始まりました。

看護師さんに、「ちょっとこっちへ」と呼ばれ、母や夫に挨拶をする間もなく、手術室に入って準備が始まりました。

 

手術室では先生1名に加え、術着の看護師さんが2名、助産師さんが1名、頭の上に血圧をチェックする看護師さんが1名、他に看護師さんが2名程度と、いつも外来でお世話になっていた看護師の方が耳元についてくださいました。

 

まず全裸になって手術台に横になり、看護師さんに体をぐっと抑えてもらいながら、膝を曲げ、顎を引き、とにかく背骨を突き出し丸くなる姿勢を取り、そこに先生が麻酔の注射と管を打ちました。

 

初めに細い針で2箇所ほど注射を打ち(液剤がぐっと入る感覚がありました)、次に太い管を刺しました(これは3回ほどトライしていたように感じます)。

太い針から液剤が入っていくのは最初の注射より圧迫感があったように感じます。

 

その後仰向けになり、両手を広げて固定され、心電図・血圧計等をつけていきました。

 

手術室は思ったよりも大勢の方がいて、雑談も交えながら準備が進んでいきました。

 

東京での検診は愛育にお世話になっていたので、愛育での話や、よく見るとスタッフの方はみなサンダルに裸足で、最初「やっぱりパワフルな仕事の方は冷え性なんてないのかな・・」など考えており、「寒くないですか?」と質問したところ「手術は皆裸足でやっている。床上5センチは清潔じゃないので」という回答をもらったり、私の表面上はリラックス気味に準備が進んでいきました。

 

手術前は、一体どうやって入れるのだろう??と思っていた尿管も麻酔のお陰か、AIHのカテーテル挿入のような感じがあったのみでした。

 

いよいよ先生が緑の布を体に掛けて、目隠しの布も掛けられ、お腹あたりを消毒されて行きました。

 

色んな方の帝王切開ブログを読んでいたので、「ここで、冷たいですか?と聞かれて、冷たくなくなってきたら麻酔が効いてくるのだな・・」と思っていると、「どう?冷たい〜?」と聞かれ「あ、まだあんまり・・・」と感覚がある中突然執刀が始まりました。

 

私の中では「帝王切開=手術は多少感覚があるが痛みはない」と思っていたのですが、しっかり全て感覚があり、メスが入った瞬間「ギャーーーー」と心の中で叫びました。

 

まず

お腹を縦にピューっと切られ(計画なので横かもと淡い期待を抱いてましたが縦だった事にまずショックを受け)それが想像以上に長い距離で更にショックを受け、

 

次に、たぶん子宮?を切られる感覚があり、下に行くほどなにかゴリゴリ切られる感じがありました。

 

その後、先生がぐいぐいお腹を押していましたが、どうやら大変な様子で、深呼吸をして痛みを堪えるのに必死でした。

 

時計を見ながら10分程度で出てくるはずだからと、1秒1秒必死に深呼吸をしていました。

 

その間も血圧係の方は血圧を読み上げ、外来でお世話になっていた方や他の看護師さんは「気分悪くない〜?」「大丈夫〜?」と何度も声を掛けてくださいました。

が、本当に痛すぎて、こんなはずでは!!と思いながら「思ったより痛いです、、」と痛さを伝えるのに精一杯でした。(が、麻酔はきちんと効いているよ との回答。。)

 

血圧はその間上が80〜90台、時々110位を行ったり来たりしていました。

私に出来る事は深い深呼吸だけと思い、5秒吸って、10秒で吐いて・・これが4回で1分・・と思いながら呼吸を続けました。

 

そうこうしていると、手術開始からちょうど5分で胎児が出ました。

先生たちが「出たよー」という中、「ぷぎゃっ」という声が数回聞こえ、その後元気な泣き声が聞こえ、帝王切開ではすぐ泣けない場合もあると聞いていたので、少しホッとしました。

 

が、産まれた!という感動の波は襲って来ず・・・とにかく痛みを堪えるのに必死でした。

 

すぐに目隠しの上から、赤ちゃんの顔を見せてくれましたが、ここでも感動の波は来ず、頷くだけで必死でした。。

 

その後赤ちゃんは処置をされに奥の方に連れられ、その間も手術は続き「胎盤でましたー」という声が聞こえ、どうやら出血が多いようで、途中で採血もされ、時折血圧が60代ぐらいまで下がり、朦朧としながらも何故か「意識を失ってはいけない!」と思い込んで呼吸をしていました。

 

胎児が出て20分ぐらいで先生が「これから卵巣嚢腫摘出します」とおっしゃっていたので、「はぁ、帝王切開は終わったんだな・・」と思ったあたりから、目をあけていられなくなり、以後は目をつむったままでした。

 

手術の痛みも少し和らいだようなので、麻酔が追加されたのかなとも思ったりしました。

 

トータル50分で全ての手術が終わり、その後30分ぐらい手術台の上で安静時間があったように思います。

 

その後「どうやって病室へ帰るのだろう。。」と思っていたら、体を拭かれ、TVのように布越しに数人の看護師さんにストレッチャーに載せられて、手術室を出ました。

 

扉の外では夫と母が待機してくれており、薄目をあけて頷く事しか出来ず、病室についてベッドに乗せられてその後の記憶があまりありません。

 

その後はどれくらいの間隔かはわかりませんが、看護師さんが体温・血圧・悪露・子宮の戻りなどのチェックに何度も来られました。

子宮の戻りはホッチキスで留めたあたりを、ぐーっと押され、手術よりも激痛で、心の中で「ギャアアアアーーー」と叫んでいました。(実際には声は出ません・・・)

 

理由を聞くのを忘れてしまいましたが、術後2時間後からしか痛み止めは使えないと言われ、痛み止めが挿入されるまでは本当に痛かったです・・

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/2/15 41W0D 帝王切開①

06:30 起床

06:40 浣腸

07:45 先生の回診

08:00 朝食(夫のみ)

08:45 血圧・体温・心音測定

09:00 シャワー

10:00 術着に着替え

10:15 点滴ライン確保

10:20 母が病院に到着

11:15 病室で左肩に麻酔が聞きやすくなる注射を打つ

    そのまま手術室へ

11:25 先生が手術室に到着

11:30 麻酔開始 麻酔前の注射2箇所 麻酔は3箇所ぐらい

11:50 消毒・準備開始

11:54 手術開始

11:59 第一子誕生

12:15 帝王切開終了 卵巣嚢腫摘出手術開始

12:45 手術終了

13:30 安静を終え、病室へ運ばれる

15:00 痛み止め投与

 

 

2017/2/14 40W6D こうざき産婦人科 入院

13:50 病院到着

14:00 お部屋の説明

14:10 血圧・体温・体重の測定、心電図、剃毛

14:20 NST(30分)

15:30 先生より明日の手術について説明・同意書記入

16:30 シャワー

17:00 胎児心音確認

18:00 夕食

21:00 就寝(21時以降は絶食)

 

陣痛が来なかった為、予定通り入院となりました。

シャワー&トイレが部屋にあり、夫も入院中泊まってもらえるため、和洋室の特別室(@15,000円/日)に入る事にしました。

部屋のアメニティは

シャンプー

リンス

ボディソープ

ハンドウォッシュ

手の消毒液

ドライヤー

冷蔵庫

鍵付きロッカー

3畳の和室と応接セット

32インチのテレビ

円座クッション

などが揃っています。

 

こうざき産婦人科では付添者も一緒に泊まって、食事も頼む事ができ、夫も入院中付き添ってくれるとの事なので、申込みをしました。

布団 500円/日

朝食 500円

昼食 1,000円

夕食 1,500円 

 

検査の結果は特に異常なし。胎児も元気にしているようです。

明日は11時半から手術準備、12時から執刀。

帝王切開後に、卵巣のう腫摘出手術が予定となりました。